昔の人の知恵に学ぶ

セルフメディケーションをするにあたって意識したいことの一つに、昔から行われている健康や病気予防の知恵を活用するという方法があります。
昔の人の知恵というのは現代の医療に比べると地味で遠回りをしているような印象を受けるかもしれませんが、じつはとても理にかなっていて、しかも体への副作用などの影響が少ないというメリットのある場合が多いのです。

たとえば、昔から「頭寒足熱」という言葉があり、足元をしっかりと温めて、そのかわりに体の上のほうは暑くなりすぎないようにする、という知恵がありますが、これは体の血液の流れを考えるとごく自然なこと。
血液というのは心臓から遠くなるほど流れが滞りがちになりますから、心臓から最も遠い足は冷えてしまいやすくなるのです。
それをきちんとあたため、代わりに頭の周囲がは温度を低めにすることで、暑すぎてのぼせるということもなく、適度な温度で健康を維持することができるということになります。

また、風邪をひいたときにネギやショウガを摂取することは、民間療法の定番でもありますがこれもまたとても効果の高いものであるのです。
そもそも、風邪薬というのはかぜそのものを治す薬ではありません。
風邪薬というのは風邪の症状を抑えるためのもので、風邪そのものを治す薬というのは今のところありません。

しかも、風邪薬というのは鼻水やセキを止める効果がありますが、そのような風邪の症状はウィルスを体の外に出すための防衛反応なので、それを薬で止めることは逆効果となってしまうのです。

その一方で、ネギやショウガを摂取することは、体温をあげ、免疫力を高める効果があるので、体が風邪のウィルスを排除し、治療することに大きく役立ちます。
つまり、体が自分で健康状態を戻そうとする力の助けになるのです。
これこそまさに、セルフメディケーションの基本となることではないでしょうか。

このように、一見古臭い迷信のように思える昔の人の知恵や民間療法には、実はとても高い効果が隠れていることがあるのです。
これらの知恵を積極的に活用することによって、薬や病院に頼ることなく、自分で健康を維持することがしやすくなりますよ。
しかも、昔の人の知恵というのはあまりお金をかけずにできるものが多いというメリットもありますから、医療費の節約という点でもとても効果の大きいものなのです。

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